XR250モタード(2007最終モデル)ツーリングハイパワー仕様のご紹介
  
   
タケガワがUSワイセコ社にオリジナル設計で製作させている77mm鍛造ピストンを使用。それに伴ってシリンダーを精密ボーリング加工をいたします。クリアランスは5/100。同時にK&T製エアインジェクションのメクラ栓も施す。 カムシャフトは通常アメリカのHOTCAM社を推奨していますが、デコンプ機能が付いていないのでセルスターターのワンウエイクラッチの滑りやセルスターターが焼き付きやすいので、純正のME08のカムシャフト(勿論オートデコンプ付き)を使用することにしました。
   
キャブレターはノーマルを使用しようかと思いましたが、やはり口径が小さすぎる為にケイヒンFCRキャブレター33パイを使用いたしました。FCRを装着することで、ここまでハイチューンでも燃費40キロを達成することができました。 電気系は当社のノンリミッターCDIキットを採用することで鋭いピックアップと、凄まじい高回転を実現いたしました。フライホイルも軽量加工が施してあるので、ピックアップの良さに大きく貢献しています。
   
イグニッションコイルもSPEEDTECH製を採用することで、圧縮の上がったボアアップエンジンでも問題なく高回転で安定した火力を維持できます。プラグは信頼のNGK製イリジウムプラグを採用(熱価9番) ブローバイホースもノーマルよりダイレクトに排出できるME08のものを採用。これでブローバイガスを還元しなくてもよくなるので、いつもフレッシュな吸気が行えます。
   
エキゾーストのチョイスは非常に迷います。やはり高出力にしたいですがストリートでの使用ですので排気音量には気を使います。そこでお勧めはFMFのQ(クワイエット)シリーズ。太くて良い音質ですし何せ91〜93デシベルくらいとパワーと静粛性を見事に両立しております。 サイレンサーも大切ですがパワーの要はエキパイでしょう。これもFMFのパワーボム(膨張管つき)をチョイス!膨張管をつけることで管長を長くすることと同じ効果が得られます。取り回しが限られているオフロード車に採用されることが多いですね。
   
FCR用のハイスロットルは当社製ハイスロ採用です。1本引きですのでフリクションが少なく引きが軽いです。またハイスロ具合もちょうど良い感じで好評を得ております。ハンドガードはツーリング重視ということで冬場にスポイラーを追加できる(画像は装着しています)UFOのオクラホマハンドガードを採用。私も愛用していましたが冬には、かなり重宝いたします。 パワーが増大した分、ストッピングパワーも上げなければなりません。これも当店が特約店をしているブレーキング製のストリートディスクセットを前後で採用。もちろんブレーキホースはプロト製スウェッジラインで決まりです。STDマスター&キャリパーを使うことでガッツンブレーキを防げますし、小型キャリパーでバネ下の軽量化にも貢献します。あまりストリート250CCでは4ポットキャリパーはお勧め致しません。 
お客様の要望は、お客様の数だけ様々です。ご予算に合わせてなるべくお客様の理想に近ずけるように努力致します。

レーシングパーツを多数組み込めばロングツーリングでも快適にいくかというと、そうではありません。

オーナー様の用途に合わせてカスタムプランを作らさせて頂きますので、お気軽に御来店くださいませ。
 
 
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